最近よく耳にする言葉でSDGsがあります。「持続可能な開発目標」などとも呼ばれています。
世界は、これまでにないぐらいたくさんの課題に直面しています。このままでは現在生きている人だけでなく未来の人たちも(つまり、持続可能な…)安定した暮らしができなくなってしまうおそれがあります。このような危機的な事態に対処するため、世界中の様々な立場や考え方を持った人たちがしっかり話し合って解決方法を考えていこう…ということで、2030年までに達成しなければならない目標(つまり、開発目標…)を立て、これを実行していこう!!というものになります。この目標がSDGs(Sustainable Development Goals)です。
SDGsは2015年の国連サミットで加盟国の全会一致採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にある世界の目指す国際目標になりますが、この目標の前身にMDGs(Millenium Deveiopment Goals)がありました。ミレニアム開発目標と呼ばれ、これもまた国際社会共通の目標として、2000年にニューヨークで開催された国連ミレニアムサミットで採択された宣言をもとにしたものです。極度の貧困や飢餓など2015年までに達成するべき8つの目標を掲げたものになります。この後継としてSDGsが登場します。この2つには決定的違いがあります。それは、MDGsは発展途上国の問題として発展途上国が対処をして、それを先進国がサポートするODAのような形を取っているのに対して、SDGsは問題自体が途上国だけのものではなく先進国の問題でもあると捉えて、途上国・先進国の区別なくすべての世界の国々が取り組むべきものとなっています。
人権・経済・社会・環境などさまざまな分野にまたがった課題を対処して多様性と包摂性のある社会の実現のために、以下のような17の目標が設定されています。
①貧困 ②飢餓 ③健康福祉 ④教育 ⑤ジェンダー平等 ⑥安全な水 ⑦エネルギー ⑧労働環境 ⑨産業技術 ⑩格差 ⑪住環境 ⑫3R ⑬気候変動対応 ⑭海洋汚染防止 ⑮陸の生態系保護 ⑯平和 ⑰パートナーシップ
そして、それぞれの目標から169のターゲットが設定されております。国連や日本政府のサイトなどでも確認できますので、一度見てみるのもいいかなと思います。
このような目標を達成するためには、そこで暮らしている人たちの協力が大切であり、またそこに根差している企業にもその社会的使命があるといわれています。微力ではありますが当社もその考えに賛同し、さいたま市のSDGs認定企業として協力もさせていただいております。
なお、当社の取組みは以下のとおり。
目標①:地域イベントへの参加・ボランティア活動を実施し、これまで以上に地域の活性化に寄与することで地域社会とより密着した企業を目指す。
目標②:女性の働きやすい環境を整備し、積極的な女性管理職の育成・登用を行い、ジェンダー平等により、多様な人材が活躍できる職場を目指す。
目標③:不動産取引のIT化、クラウド化を図り、CO2削減に取り組むことで環境に配慮し、社会とともにサステナブルな企業を目指す。